秋瞳館(セミナーハウス)の現状がわかる動画を制作しました!(2024/4/19 追記)
秋瞳館(セミナーハウス)がどのような建物か、現状どのような不具合が生じているかを実際に撮影し、動画を制作いたしました。
秋瞳館の詳細な説明等は、以下文章をお読みいただけますと幸いです。
1. はじめに
かねてからアナウンスさせていただいてきたとおり、母校創立100周年記念事業の一環として、在校生の課外活動の拠点である秋瞳館(「シュウトウカン」。以下、本施設)の改修を実施する計画です。
現在の本施設は、後述のように建設後35年を経ており、屋上防水処理の劣化による雨漏りが原因で屋内の至る所に不具合を生じています。
本施設は登記上、千葉県の管理下にあり施設保全の主体は千葉県で、屋上防水処理の更新工事のみは県予算にて実施することに決定しています。2023年度に実態詳細調査と設計を実施し、2024年度に工事着工の計画となっています。
但し、空調機械などの付帯設備の故障および漏水による内装の腐食劣化は、県事業の対象となっていません。
創立100周年記念事業実行委員会(以下、実行委員会)としては、上記千葉県担当工事に含まれない改善改修を、皆様の御寄附によって実施することを計画しております。
工事内容詳細と日程は、屋上防水処理工事と密接に関係するため、千葉県と密接な連携を持って推進してまいります。
進捗については、今後も本ホームページにてお知らせしていくつもりです。
まずは、秋瞳館の現況について知っていただき、御寄附の使途にご理解をいただきたくここにご紹介いたします。
なお、「秋瞳館」の名称は、1925年から1926年の間、母校英語教員を務めた詩人八木重吉の初の詩集「秋の瞳」に因むものです。八木重吉の「原っぱ」の詩碑が母校の国道6号線沿いにあります。
↑秋瞳館(セミナーハウス)の外観
2. 秋瞳館とは?
・母校敷地の東寄り、旧本館(現:パルテノン)奥の旧合宿所跡地近傍。鉄筋2階建。
・建設 1988年(昭和63年)6月に母校創立60周年記念事業の一環として竣工。
・「セミナーハウス」の愛称で親しまれています。
↑東葛飾高等学校の地図。
秋瞳館
↑1階の間取り図(概略)
↑2階の間取り図(概略)
3. 秋瞳館の活用方法
①生徒会活動の拠点(生徒会室他)
②各種部活
③PTA活動拠点
④同窓会活動拠点(各種会議及び資料保管)
⑤宿泊施設、調理施設(※老朽化に伴う不具合のため、利用制限せざるを得ない状態。)
4. 老朽化に伴う不具合
①屋上防水処理の劣化により、各所で雨漏り
②雨漏りによる天井腐敗
③内装劣化(壁紙剥離)、畳腐食
④空調設備の故障
同窓会室
雨漏りにより天井が腐食しています。
2階大広間和室
天井板が脱落し、内装壁紙が剥離しています。
畳は腐ったため一部撤去しました。
雨漏りのため、バケツを常時設置せざるを得ません。
漏水部からはカビが発生しています。
畳は劣化が激しく、カビが発生しています。
2階和室
ここにも雨漏り対策のバケツ。雨漏りの影響で畳に腐食がみられます。
壁紙は劣化し剥離しています。
他にも……
廊下の天井。
空調機は故障しています。
天井照明器具周辺。
外部の照明。電球は外しています。
窓ガラスが破損しています。
5. 要改修箇所
①屋上防水工事>>>県予算による工事(2023年度調査設計、2024年度工事)
②内装劣化補修>>>天井修理、畳交換、壁紙交換
③空調設備新調>>>生徒会室、同窓会室、研修室(和室大小2部屋、大広間1室)
6. 今後の計画(概要)
この線表は2023年6月時点での計画であり、今後の進展で若干の変更・修正があります。